認知症を学び地域で支えよう<アクティブライフ夙川>

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西宮市民生委員・児童委員会全体研修会にて
アクティブライフ夙川の所長 竹内かほるが
「認知症を学び地域で支えよう」と題して講演を行いました。
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はじめに読んだのは、認知症状のある方やご家族の詩でした。
ご本人の不安やご家族の信じがたい心境が胸にせまる内容でした。


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それから疾患別の認知症状について説明をした後、
介護事業者であり、認知症への理解を広めるキャラバン隊として
竹内がサポーター養成講座にお集まりいただいた方々に提案したのは以下の内容です。








寄り添い、共感しましょう。
認知症状のある方は、計画立てて作業することができなくなるときがあります。
買い物まではできても、料理する手順がわからない。
果物や野菜の皮はむけても次に何をしたらいいのか、わからないといった次第で
不安になられます。
隣で一緒にやってみせるとわかっていただけます。
にんじんをどう切ろうが、「何してるの」「おかしい」など
否定的な言葉は慎んでください。

機会あるごとに誉めましょう。
例えば料理を一緒に作って食べたとき、「美味しい」と言葉をかけることは
時間を共有する上でとても重要です。
認知症状のある方も、役割があり、仕事ができることは
とても重要です。
寄り添うとは、何かをしてしまうことではなく、
その方の気持ちを感じることです。



何度も心落ち着くまで説明を。
その場の状況、新しい環境になじめないため、
不安から怒りの感情をあらわにされる方もおられます。
ことの状況を十分に説明すればご理解されます。


できないことをさせないで。
ご本人にとっては苦痛でしょうし、自尊心が傷つきます。
また「昔できていた」ことが今できなくなっていることは、ご本人はよく分かっておられます。周りの人がチャレンジを促しますが、練習や鍛えるような事は禁物です。
ご本人は嫌がり、閉じこもってしまいます。


介護者の疲れを軽減しましょう。
アルツハイマー型認知症に「物取られ」という妄想症状で
通帳や印鑑を大事なものという認識があるため、あちこちに片付けてしまい
どこに置いたのかわからなくなってしまうことがあります。
周りにとっても本人にとっても大きな問題となります。特に一番身近でお世話をしている方が疑われやすいのです。そのような状況におられる介護者が疲れないように
心理的な支援をすることが大切です。


認知症にも早期発見、
早期診断、早期治療が重要です。

軽症のうちから専門医との信頼関係を築くことが大切です。


あるがままを受け入れてください。
家族の誰かが認知症になったとき、誰しもショックで戸惑い、混乱に陥ります。
ご本人が間違ったことを言っても、訂正してはいけません。
ご本人にとっては、それは真実なのです。

お話されていることを「おうむ返し」で返事をすることはとても効果があります。
できるだけ、ご本人のおっしゃる事に同意してください。
「おしばい」をすることは相手を「だます」事にはなりません。
ご本人の世界を尊重するというもっとも親切な行為と思ってください。


決して抱え込まないでください。
地域包括支援センターや認知症の家族の会など様々な相談会や情報交換の場へ赴き、困っていることを話してください。
介護者の余裕は、認知症本人や家族に対する周囲からの理解や介護サービスの
適切な利用などによって得られると考えています。
心のゆとりを保つためにも、理解者のもとへ
ぜひ訪れてください。


「超高齢化社会の中で自分自身の事として考えていただきたい」
という言葉で、最後を締めくくりました。
by activelife-blog | 2007-11-16 17:05 | アクティブライフ夙川
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